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私たちの“ものづくり” TECHNOLOGY

ものづくり道場について

2016年は中日精工50周年の節目。次の新たな50年のために、新たな技術開発と、それを行う「ひとづくり」を行うことになった。ひとづくりのためのプロジェクトがこの「ものづくり道場」。50年間歯車専門企業として培った技術の伝承と、外部の専門家からの講義。多方面の知識と刺激を受けて、本物の技術者を育てていく。ものづくり道場の責任者・近藤泰人さんにお話を伺った

ロボット産業に必要とされる技術と人材を育てたい

ものづくり道場は、2016年に森久博前社長の再就任と共に生まれたプロジェクトです。今までの50年は自動車産業の下請部品加工メーカーとして企業活動してきました。これからの50年は、電気自動車の時代になり、車を構成する部品も大きく変化し、歯車部品の需要が減少することが予想されます。次の50年はロボット産業であると考えています。その市場で需要のある歯車を創ることと、本物の技術者を作ることが私達の課題だと思っています。

ますます市場が大きくなるロボット産業がもたらす未来は、就業人口の減少です。今と同じことをしていては、ロボットに変わられてしまい仕事がなくなってしまう。私たちはロボット産業に必要される技術と、必要とされる技術者、両方を創りだしていかなければなりません。

江戸時代と今の技術者は同じかもしれない

江戸時代と現代を比較すると、当然現代のほうが技術は圧倒的に進化しています。しかし「人」はどうでしょうか。私はプログラムされたコンピューターをただ使っているだけでは、江戸時代と「人」は変わらないと思います。それは「自分の頭で考えなくても出来てしまう」という意味です。

現代は技術が進化したおかげで、あまり考えなくてもものが作れてしまいます。本来、ものを作るには、その仕組みを知っていないと作れません。しかし、マニュアル化が進み、余計なことをしないという風習になってしまった今。考える力がなくなってきていると思います。例えばお客様から図面がきて、図面通りに作ることしか考えていないとどうしてその精度がいいのか、図面を探求していくことをしない。

これから時代も変わり、技術も変わっていく。

また、機械も発達していっているので、考えなくても結構なことをやってくれるし、機械メーカーに相談するだけでどうにかなってしまう。こうした中に甘んじていれば、作業者はロボットに置き換わってしまいます。これから時代も変わり、技術が変わっていく。その時、対応できなくなっていってしまう。これからは、技術力のある人、ない人、その差が大きくなっていくでしょう。これから先の就業人口の減少は避けられないとなると、社員たちには技術力のある人になってもらって、必要とされる技術者になってほしいのです。

技術伝承は機会をつくらないと自然には行えない

昔はよかったというわけではありませんが、ものの仕組を知らないと、仕事が何もできなかったので、昼休みに先輩に聞いたりしながら学んでいきました。時には、それだけでは足りず、親企業の先輩に教えてもらうこともよくありました。これが、特別なことではなく、知識を伝え、若い人がそれを貪欲に摂取できる時代だったのだと思います。

最近はなかなかそういう機会がありません。昼休みは皆スマートフォンに夢中だったりして、なかなか技術伝承のためのコミュニケーションを自然に取るのは難しい。こうしたプロジェクトを通して、もう一度どうやって歯車ができているかの概要や、その仕組をきちんと伝えること。これが最後の仕事だと思って、取り組んでいます。

ものづくり道場の内容

内容は、3つのクラスに分けて各クラス毎月1回授業を行っていきます。
会社から指名をして 6-7人でひとクラスの構成です。

クラス分け

  • 1 大学を出て専門的な技術を学んだ社員
  • 2 高校を卒業して1年目~2年目の社員
  • 3 入社3年~5年目のラインの責任者

まず大学を卒業した社員には、より高度な技術について学んでもらい、高校を卒業した新卒の社員には歯車の概論、経験年数が3年以上のクラスでは歯車が車や農機具など、どこでどう役立っているかの実践論とそのためには、どんな技術が必要なのか、実務論を中心とした講義内容にします。
基本的にはどのクラスも座学で、時に実習も入れていく予定です。高度な技術に関しては、県内大学の講師を招いて話していただきます。

これからの未来を生み出す歯車の基本に挑戦

新しい技術を創造でき、もっと仕事が楽しくなっていく

若い人に歯車について基礎的な知識と、それがどう役立っているかを知識として身につけてもらう。基礎ができると、設計図や作業をしていても、もっとこうしたらいいのでは、こんなことができるかもと、新しい技術を創造でき、もっと仕事が楽しくなっていくと思うのです。今は新しい技術を生み出すために、新しい1歩を踏み出したばかり。これからの未来を生み出す歯車の基本に挑戦していってほしいです。

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